ぼちぼち父さんのブログ

ほどよくやって、ほどよい父さん

鬼と呼ばれて3週間

 

おはようございます。

今日は父さんの苦手な曜日ランキング

第2位の木曜日です。

脳と身体の蓄積疲労

起きた時からネガティブな思考が浮かんでは消えの日。

昔は

あと少しで週末だ~!なんて

思っていましたが.....

安全第一、フラットな1日を過ごしたいと思う

今日の朝です。

 

今日は久しぶりに父さんの仕事場でのお話を。

 

 

ぼちぼち父さんの仕事は

総合病院でリハビリ業務をしている

理学療法士です。

 

担当フロアは

整形外科病棟と緩和ケア病棟。

今日はそんな整形外科でのリハビリのお話です。

 

整形外科病棟でのリハビリ業務は

色んなケガや手術後の患者様を担当させて頂いております。

 

現在、担当している患者様は様々。

脊髄損傷の麻痺のある方

股関節の人工関節置換術後の方

庭先で転んで足首を骨折した方、

などなど。

 

そんな父さんの担当している

患者様の1人に、

膝の人工関節を置換した患者様がいらっしゃいます。

 

元々は

大型トラック運転手さん。

歳の頃は70歳過ぎの患者様です。

加齢と共に、

膝の関節変形が進み、

父さんの病院を紹介され受診。

この度、

自分の膝関節を外し、

金属性の人工関節を入れ替えた患者様です。

 

身長は180㎝以上。

身体つきは筋肉質で、見た目も若干コワめ。

トラック野郎、

菅原文太チックな患者様です。

(お若い読者様すいません。トラック野郎、菅原文太ってググって頂ければ)

 

一見、

取っつきにくいコワモテの患者様ですが、

そんな患者様から、

父さん、

 

鬼!って

恐れられています.......

 

 

膝の人工関節を入れると、

今までの自分の関節とは違い、

膝の曲げ伸ばしが動かしにくくなります。

そんな人工関節を

元の自分の関節のように、

曲げ伸ばしができるように、リハビリをするのですが

相当、痛いようです....

 

ていうか、激痛です...........

 

 

リハビリを行うためにお迎え。

病室のドアをノックして入りますが....

 

「イヤ~!鬼が来た~!」って

毎回言われます。

 

そりゃ、そうです。

今から

痛みを伴うリハビリが始まります。

極力、痛みが出にくいように

父さんも配慮して

徒手的なアプローチをしますが、

それでも痛いのです。

 

痛いことをする人=鬼

の図式です。

 

 

そんな患者様。

ある日

執刀医、主治医の先生に伝えたそうです。

「あの~、リハビリの先生が鬼のようで......」

 

そんな患者様からの訴えに、

主治医の先生。

「え~、そんなことないよ~」

「もっとリハビリしっかりやるよう、リハビリの先生に言っといたよ」と。

 

患者様にとっては

鬼のボスを

見つけた瞬間だったようです......

 

 

そんなこんなで

入院予定の3週間経過。

予定通りに

リハビリ目標達成で退院が近づいてきています。

あれ程、

鬼、鬼と言っていた患者様。

近頃、

父さんに向かっていう言葉は

「鬼だと思ったら、仏様だった~」

 

 

退治に使う、

豆はいらなかったようです.......