ぼちぼち父さんのブログ

ほどよくやって、ほどよい父さん

圧倒的に飄々と



おう!

 

また来たぞ!

 

 

こんな

挨拶から始まったリハビリ業務。

 

歳の頃は80歳半ばの

男性末期がん患者様。

以前、

ぼちぼちオヤジの勤務する病院、

緩和ケア病棟に

入院していた方です。

 

 

前回入院時は

病状が安定しており、

御本人、御家族様の御希望もあって、

在宅療養へ。

今回は

胸に水が溜まり、

呼吸症状が出てきたようで

水抜きをするために、

再入院になったようです。

 

 

前回、今回と

リハビリ担当はぼちぼちオヤジ。

かなりの難聴で、

補聴器を使用していますが

いつも話は噛み合わず。

認知面においては

しっかりとしていますが、

傍からみると

言葉は悪いですが、

トンチンカンな会話をしている2人です。

 

 

挨拶を済ませ、

患者様、御家族様から

在宅療養生活のことをお聞きすると

段々、

体力的にも落ちてきたようで、

なにかと生活も大変だったようです。

 

リハビリにおいても

前回と同様では

大変かな?

 

運動量も考慮して

体調面においても注意して....

のぼちぼちオヤジ。

今のところトラブルなく

日々の入院療養生活を送れているようです。

 

 

先日のこと。

リハビリが終わり、

退室しようとした際です。

患者様から徐に、

ぼちぼちオヤジへの

投げ掛けです。

 

「あんたはまだ若いからわからんだろうな~」

「この歳になると、仲のいい友達は皆、逝っちゃた~」

「寂しいぞ~」

 

こんなお言葉ですが

全く持って、

悲壮感なく、あっけらかんと。

そんな言葉の後、

立て続けに、

 

「ツライぞ~」

「この歳になっても死ねないなんて~」

 

ニッコリ笑って

こんな一言です。

 

 

なんて言っていいかわからない

ぼちぼちオヤジ。

戸惑っているぼちぼちを見て、

患者様の奥様も大笑いです。

「ごめんね。こんなことばっかり言ってね」

「相変わらずでしょ~、このおじいさん」

なんて。

 

 

限りある時間、

自分の人生が

終わりに近づいている状況でありますが

お気持ちの上では

いつもと変わらず飄々と。

波風立てることなく

自分の気持ちはありのままに。

 

自分だったら、

こんな心境までに辿り着けるかな?

 

そんな気持ちで

部屋を後にする

ぼちぼちオヤジでした。