ぼちぼち父さんのブログ

ほどよくやって、ほどよい父さん

わんちゃんと胃がんの患者様

 

おはようございます。

また日本に台風が来るようです。

自然の力には敵わないですね。

影響を受けやすいのは近畿~関東地方とのこと。

災害や被害のない週末になるようにと思う、朝です。

 

今日は父さんの仕事場の出来事のお話を1つ。

 

 

父さんはリハビリの仕事をしています。

主に担当する患者様は整形外科と緩和ケア病棟の患者様。

緩和ケア病棟とは

末期のがん患者様がいる病棟です。

今、担当させて頂いてる患者様で

胃がん末期、80歳代の男性患者様がいます。

 

 

担当した初期の頃は、

痛みや倦怠感などで中々、身動きがとれず、

寝たきりでした。

コミュニケーションもとりづらく。

発声しづらいこともあり、

お互いの会話が噛み合わないことも多々でした。

 

 

そんな患者様。

御自宅で飼っている愛犬との面会を目標に

座れるように、立てるようにと

目標を立ててリハビリを行っていました。

 

最近は見る見る活発になり、立つことができるまでに。

言葉もハッキリとし、時折冗談が出るほどです。

父さんも、携わる人間として嬉しい限りです。

 

 

そんな胃がんの患者様。

昨日はいよいよ愛犬と御面会予定。

コロナ感染対策で、

病院内は家族面会等立ち入り禁止。

ましてや動物は元々院内には入れません。

病院玄関入口の窓ガラス越しで面会するとのことでした。

 

胃がんの患者様、さぞかし

楽しみ、喜んでいるのではと父さん。

「今日はわんちゃんに会えますね」

「楽しみですね、良かったですね」とお声かけをしたところ、

 

「・・・・・・・」

患者様から返答がありません。

 

あれ?

気を悪くさせてしまったかな?の父さん。

そんな困惑していた父さんに向かって、

患者様、ポツリと一言.........

 

「オレ、犬キライ.......」

 

 

えっ...........

 

 

実は、実は犬は苦手だったとカミングアウト。

家族の手前、可愛がっていたようですが........

 

 

 

リハビリを始めたころはうまくしゃべれず、

気持ちもうまく伝えることができず。

話ができるようになっても、

周りの職員や御家族様の意向を察して、

あわせてくれていた胃がんの患者様。

 

 

なんか、変に気を使わせてしまっていたようで

反省、反省の父さんでした。

 

 

 

昨日のわんちゃんとの面会はどうなったかな............

 

 

 

週末のひととき、

御家族や御友人との時間が

充実したものになりますように